横田 尚展
2005.7/4-9



ギャラリー椿 GT2
東京都中央区京橋3-3-10 第1下村ビル1F TEL 03-3281-7808 FAX 03-3281-7848
11:00-18:30(最終日p.m.5:00まで) http://www.gallery-tsubaki.jp/tsubaki.html


1990年 武蔵野美術大学卒業
個展 1990年-現在まで 個展11回、ギャラリー椿 GT2、銀座花椿通り画廊、北川画廊表参道、由布院駅アートホールなど
公募展 2000年-日本板画院版画出品・2002年-独立展出品
受賞  1990-国内外にて受賞8回
その他 グループ展多数、米国T.T.LLC契約、小手指コミュニティカレッジ講師、挿し絵(リブリオ出版より)
現在 日本美術家連盟会員、日本板画院院友会員、独立展一般出品 等


・・・武蔵野美術大学を卒業されて油絵をずっと描いていらっしゃるんですね。タイトルをお聞かせください。

横田 尚ワークスです。私の今の仕事を見てもらいたいという気持ちがあります。
いつもは、ハート・トリップというタイトルを付けることが多いんですけれど、それは心の動きを表現しているんですよ。
ご覧になる方たちに、共感してもらえたらうれしいと思っているんです。たとえば「こういう気持ちは分かるなあとか。こういう感じあるなぁとか」心がより添えるようなふわっとした気持ちを絵で表現したいなと思っています。


・・・日常生活のワンショットを絵に描くような感じですね。

ええ。でも絵描き始めた頃は、シュールな世界を描いていました。自分とかけ離れた現実を描いていたんです。それは自分が感情移入することができない世界だったので、ちょっと違うなぁと思ってしまったんです。
生きていれば不条理なことはいくらでもあって、その不条理を不条理のまま描くことではなく、たとえば金魚すくいをしている子どもの目を通してユーモアを交えながら表現することはできないか。「そういう部分があるよね」と共感できるようなところを見つけたいんです。

 

・・・作品に描かれている人物は自画像ですか。

いろいろなシチュエーションを自分に照らし合わせて描いていますし、自分の感情が生み出したものですから、自画像かもしれません。

・・・人物がデフォルメされて、かなり大きく描かれていますが・・・。

まず顔を描きたいんです。 顔にとてもおもしろさを感じていて、表面上のおもしろさもありますが、たとえばにこっと笑う仕草とか、ちょっとした感情で表される表情とかに興味があるんです。
人間の形態をデフォルメするのは、今の世の中を見渡すと、形態的にアンバランスな違う奇妙なものを見ているような感じが、時々するからかもしれません。


・・・動物にも人の顔が描かれているんですね。

動物の体に人間の顔を描いているのも、動物も感情をもっているだろうし、もっと知恵があるかもしれない。動物に対して崇敬の念をもっているからなんですよ。

・・・横田さんの作品は、ガッツがあるというか。エネルギーのほとばしりを感じます。

作りたくて作りたくてたまらないんですよ。力に任せて描いてしまうところもあるかもしれませんけど・・・。 でも最近自分がこうでなければいけないと思って描いていても「これでもいいのかもしれない。こっちの方がいいんじゃないの」と、絵がいってくれているような気がして・・・そういう気持ちを絵が引き出してくれるんです。とってもドキドキしてしまってうれしくなってしまうんです。

 

・・・作品は下書きをしないで直接描かれるんですか。

大きな画面の構成は考えるんですけど、「斜め横とか、上に広がるとか、のびのびととか、今回は落ち着いてとか」それを考えながら目線がおもしろく動くような配慮をしています。
自分の感情や考えがあってから絵の構図やモチーフが決まってくるんです。


・・・作品に物語があるんですね。

ストーリー性はあると思います。でもあまり説明しないで、謎解きをかけながら“ほゎ”とした気持ちになってくださればうれしいですね。ちょっとくすっと笑えるような感じがいいなと思っています。それと季節の風物詩も取り入れてんですよ。7月は七夕とかね。今描かないと季節が逃げていってますから。

〜9日まで。

 

(c) YOKOTA NAO