源生ハルコ 展

2006年11月6日(月)-11日(土)

exhibit Live & Moris

東京都中央区銀座8-10-7東成ビルB2
TEl 03-5537-0023
12:00〜19:30
(最終日17:30まで)日曜休廊

・源生 ハルコ HP

・アクセサリー協力 ami

【源生ハルコ プロフィール】
1975 東京に生まれる
1994 東京都立芸術高等学校 美術科油画専攻 卒業
1999 多摩美術大学 美術学部絵画科油画専攻 卒業
2001 多摩美術大学大学院 修士課程 美術研究科絵画専攻油画 修了
【個展】
2007 GALLERY M 愛知 *7/8〜8/12予定
2006 exhibit Live & Moris 東京
  新宿駅西口プロムナード・ギャラリー 東京
2004 新宿駅西口プロムナード・ギャラリー 東京
  十一月画廊 東京
【グループ展】
2007 新宿駅西口プロムナード・ギャラリー 東京 *2/4〜3/2予定
2006 東京アートコレクション 東京ビックサイト 東京
2004 「サムホール2004」展 ホワイトキューブ大阪 大阪
  第7回「エネルギー賞」展 TEPCO銀座館 東京
1999 「二人展」ギャラリーくぼた 東京
【受賞歴】
2006 ART INDEPENDENT CONTEST 大賞受賞
1996 第4回横浜ランドマークプラザウィンドウアート 入選

 

・・・全体的なテーマはつけていらっしゃいますか。

特にテーマタイトルはつけていません。以前から絵の中に小さな鯉が泳いでいる作品を描いていたのですが、絵の外にも鯉が泳いでいるという展示の仕方にチャレンジしてみたいと思っていました。今回は「そら涙」というタイトルの作品をメインにして、それに合わせて向かって左側に「Dandelion- green」と「Dandelion-yerrow」、右側に「Green feelings」を配置して全体の空間を構成しています。前回と前々回の個展は、通路のウインドーに展示したので、2D(2dimension)といいますか平面を展示する際に場の奥行きを考えなくても構わない展示空間でした。今回は画廊の壁面を大きなキャンバスに見立てて、順番としては、絵を描いてからどこかに展示しようとするよりは、まず「場」の持つエナジーみたいなものを考慮にとり入れていこうかなと・・・。今まで魚が空間を泳ぎ回るイメージをずっと温めていたのですが、今回やっと3Dの空間で実現することができました。

・・・ただ3Dといいつつ、上下はあまり意識されていないように思いますが、源生さんが平面に拘わる理由をお聞かせ下さい。

何故平面を選んだのかといいますと、自分の中の果てしないイメージの中のどこかを切り取って、その周辺も感じてもらいたいからなんです。確かに空間というのは前後、上下左右に広がっていますが、私の中では、左右の広がりへの意識が強いように思います。もしかしたら私の作品は水槽を眺めているような感じかもしれませんね。魚は自由に泳いでいるけれども、こちら側には決してやってこないというか。何かを隔てて見ているようなイメージがあるかもしれません。

・・・魚というのは自由に泳ぎ回るイメージがありますけれど、逆に自由という定義は難しくはないですか。またスクウェアーな画面自体にも制約がありますね。

キャンバスを選んだ時点で大きさや範囲、また素材や画材からも制約が生じてくると思います。でも逆に範囲を決めるからこそ、はみ出せるということもあるのではないでしょうか。

・・・なるほど。「はみ出た先は、果てしない」という意味での自由ですか。

写実的で制約のある描き方を自ら選んでいるものの、魚はそんなことおかまいなしに自由に泳ぎ回っていきます。鯉がどんなふうに泳いでいくのか、それを追っているとき私自身はとても楽しく自由な気持ちになれます。イメージは自由に果てしなく広がっていくのですが、それを全て一枚の作品の中で表現することは不可能だと思うのです。また、切り取ったイメージに、囚われたくはないとも思っています。

・・・切り取ったイメージに、囚われるということは硬直化してしまうということですね。画廊の空間というのは、ある意味、流動的でなければ何も見えてこないのかもしれませんね。

普段、画廊に出掛けて行くときは、けっこう緊張してしまいます。画廊というホワイトキューブは、見る側に緊張感をもたらす場所だと思っているんです。だって日常にホワイトキューブは存在しないじゃないですか、そこは異空間だなと感じています。展示は異空間に、さらに日常生活にない違和なものを置いたり飾ったりするわけですから、両作用で、より一層の緊張感を醸し出してしまう。だからその緊張感を柔らかで自由な空間に変貌できないかと思うんですよ。

・・・子どもと魚とタンポポ(Dandelion)の綿毛、時空を超えて見えるのは果てしない自由。最後に来年のご予定をお聞かせ下さい。

来年は2月に新宿駅西口プロムナード・ギャラリーでグループ展がありまして、7月には愛知のGALLERY Mで個展があります。今回の経験を生かして取り組んで行きたいと思っています。

〜11日(土)まで。

(c) GENSHO HARUKO